ちょこの日

2008年2月14日 スマブラ
タイトルとは全く関係ないけど明日が修論発表の日です.
そんななか時間を見つけて細々とスマブラをしてます.
最近はWiFiでのタイマン戦がブームで新旧のいろんなキャラを使ってます.
そんな中で気がついたことを細々と.

●ポケモン
最近フシギソウの戦い方がだいぶ分かってきた気が.
とりあえず遠距離ではっぱカッターで牽制し,近づいてきた相手をA連打かダネマシンガンで遠ざける感じで戦うとそこそこいける.
空中攻撃が異様に弱いので自分から飛び込むのは×.
実ははっぱカッターはそこそこ連射性能が良く,飛び道具同士の打ち合いでもまあまあ戦えるというのがポイント.
タネマシンガンも出始めは目の前に攻撃判定があるので,思ったよりは使いやすい上,タイマンなら30〜40%のダメージが見込めるので積極的に狙いたいところ.
フィニッシュできる技は少ないので%が増えてきたらとっととリザードンにチェンジすべし.

●ワリオ
地上が弱い.
強攻撃はスマッシュより出るのが遅いというダメっぷり.
そのスマッシュもリーチが短かったり,全然ふっ飛ばせなかったり,出た後のスキがでかかったりとどれも微妙.
ということで,あまり地上で戦いたくない.
基本は小ジャンプからの空中→で攻撃.
空中でもカンチョー以外はあまり強い訳じゃないのでなかなかフィニッシュできない.
地上での隙をついたバイクや空中攻撃で吹っ飛ばした後,空中操作が効きやすいのを生かして無理やり追撃を加えていくのが基本スタイル.
バイクは復帰に使うと3段ジャンプできるので意外と遠くから帰ってこれる.
重要なのはバイクを出したあとはきちんと食べておくこと.
前に出したバイクを処理しておかないといざと言うときに出せない.
後,ワリオマンの強さが異常なので玉を見たら最優先で取りに行くこと.

●ピカチュウ
弱くなったとか前に書いたけど思ったほどじゃない.
雷の性能が大幅にアップしてて現在では撃墜王の名を欲しいままにしてる感じ.
タイマンじゃそんなに当てる機会はないものの,上強の後や台の縁では積極的に狙ってOK.
運よくヒットすれば追撃の雷が連続ヒットすることが多い.
タイマン時は空中→攻撃からの空中コンボが強い.
相変わらず強攻撃はどれも使い勝手がいいのでどんどん%をためていこう.
ネックは空中攻撃の吹っ飛ばせなさだけど,%が増えてくれば空中ニュートラル攻撃や各種強攻撃で飛ぶようになるのでどんどん追撃していくと○.

とりあえずよく使ってる3匹についてまとめてみました.
最近は弱キャラを使おうキャンペーン実施中と言うことで使ってみたアイスクライマーが以外とできるこで驚いておるところです.
気が向いたら他のキャラについても書くかもしれません.
では.

論文書くか…

WiFi

2008年2月12日 スマブラ
知り合い4人でスマブラのWiFi対戦をしてみました.
発売から1週間も経ってサーバへのアクセスも落ち着いてきたようで,休日の夜とかでも意外とすんなり接続できました.

対戦はというと4人参加してると時々処理落ちするけど,まあ対戦はそれなりに楽しめる感じ.
回線が切れることはなかったので良しとしましょう.
でもやっぱネット対戦だとミスしたときに叫べないのがつらい.
「今のは違うんだー!」
とか
「ありえねー!」
とか叫びながらやるのがやっぱ一番楽しいですね.

ともあれ家にいながらにしてみんなと対戦できるのはホント素晴らしいの一言.
修士論文が終わったら死ぬほど対戦したいです.
修士論文発表1週間前です.
いい加減スマブラタイムが短くなってきました.
そんな中,亜空の使者をようやくクリアして隠しキャラが全部出たので報告.

・イベント戦してたら出た
プリン
・なんかシンプルしてたら出た
トゥーンリンク
・亜空の使者クリア後に%埋めしてたら出た
ウルフ

ほんとうのたたかいはこれからだ!
って言われたけど,まさにその通り.
本当の修羅場はこれからです.
14分発表とか短すぎてどうしたらいいかわかんね.
ああ,ドラフトしたいなあ.

P.S.
大阪でも例のメタミドなんとか入り餃子が見つかったらしいです.
中国製品怖すぎ.
モーニングタイド入りのドラフトをしてきました.
モーニングタイドのカードをサッパリ知らない状態からスタートだったのでどうなるか心配でしたが,そこそこいい感じだったので報告を.
1回目のドラフトは緑黒エルフで普通にローウィンのカードが強くて2位でした.
MVPは《リス・アラナの傷刃/Lys Alana Scarblade(LRW)》.
こちらは別に面白くもなんともないので省略.

んでもってちょっとだけモーニングタイドのカードを知った2回目.
初手ブライオンからスタートして巨人に行こうかなーと思ってたらいい巨人が全然取れず,気がついたら赤単に近いエレメンタルデックが出来上がっていました.
以下レシピ.

--19Creatures
1《主の戦術家/Cenn’s Tactician(MOR)》
1《炎族の喧嘩屋/Flamekin Brawler(LRW)》
2《炎族の刃振り/Flamekin Bladewhirl(LRW)》
2《ブライトハースの旗騎士/Brighthearth Banneret(MOR)》
2《太陽弾けのシャーマン/Sunflare Shaman(MOR)》
1《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling(LRW)》
1《煙束ね/Smokebraider(LRW)》
1《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin(LRW)》
1《内炎の点火者/Inner-Flame Igniter(LRW)》
2《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》
1《煮えたぎる燃駆者/Seething Pathblazer(MOR)》
1《雄牛のやっかいもの/Taurean Mauler(MOR)》
2《鳥の変わり身/Avian Changeling(LRW)》
1《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm(LRW)》

--5Spells
1《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》
1《ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel(LRW)》
2《群集の咆哮/Roar of the Crowd(MOR)》
1《古参兵の武装/Veteran’s Armaments(MOR)》

--16Lands
10《山/Mountain》
6《平地/Plains》

マナカーブを見てもらえば分かる通りかなり前のめりなデックです.
1ターン目からガンガン展開し削れるだけ削った後,本体火力や消耗戦後の太陽弾けで相手を焼き殺すというコンセプト.
単体のカードを見てるとどれもこれも弱そうだけど,やってみると意外といける感じ.
生物の殆どがエレメンタルで構成されているため,1ターン目にかなりの確率で刃振りが出たり,太陽弾けや群集の咆哮は大抵6・7点のダメージをたたき出していました.
ローウィンであまり取れていなかった火力がモーニングタイドでがんがん取れたのがありがたかったです.

組んだ直後は若干不安があったこのデック,レアが強かったこともありデュエル単位で1敗もせず余裕の優勝でした.
とりあえず思ったことは旗騎士強すぎやしませんか?

まだモーニングタイドのカードはさっぱり把握してないのでそのうちまたやりたいです.
スマブラXで友人熊猫とWiFi対戦をしてみました.

日曜の午前中だったので回線がすいていたのか知りませんが,通信エラーもなくそこそこ快適に対戦できました.

こちらはポケモン3種とピカチュウを、熊猫はアイクを使ってサシのストック戦を延々数時間続けた感想.
・ダネ(ほんとはフシギソウだけど)の弱さが異常
・遅い相手ならはっぱカッターが意外と使える
・カメは強い,ピカチュウよりも空中での性能が良い
・ピカチュウは空中攻撃が弱体化して若干厳しい
・アイクの一撃が重すぎてやばい
・サシだとアイクが超必玉をほとんど取れない分有利

まあぐちゃぐちゃ感想を書いてますが要はやっぱ対人戦は面白いってことです.
早くもっと遊べるようになりたい.

P.S.フレンドの皆様へ
WiFiフレンド戦をしてる時はメッセに書いておくので,いつでも乱入してきて下さい.

隠しキャラ

2008年2月3日 スマブラ
今日は節分ですが相変わらず論文執筆してます.
昨日の日記に隠しキャラのことを書き忘れたので書いておきます.

・大乱闘してたら出現
スネーク
ロボット
Mr.ゲーム&ウォッチ

本来は一人モードの「亜空の使者」とかで出すキャラなのかも知れないけど,みんなで大乱闘しまくってらどんどん出てきた感じ.
総撃墜数が2000のクリアゲッターが知らん間に空いてました.

亜空の使者の方は毎日ちょっとずつ進めてます.
進捗率は33%.
シンプルも10人くらいしかクリアしてないし,
収集要素とかいつになったら終わるのやら…
まだまだ先は長いようです.

とりあえず論文書かなくちゃ…
引き続きスマブラやってます.
相変わらず論文執筆の合間を縫ってちょこちょこやってる感じ.

ポケモンマスターになりたくて3種のポケモン達を練習してるのですが色々と微妙.
とりあえずキャラごとに感想をば.
4人大乱闘ストック戦の話です.

●ゼニガメ
操作感がピカチュウに近く使いやすい
主力は空中←→攻撃と上スマッシュ
大抵の飛び道具をしゃがみ歩きでかわせるのも○
●フシギソウ
復帰力が低く微妙
空中戦ではいい的になるので地上で戦いたい
強・弱攻撃はそこそこ優秀だが下スマッシュが弱いのが痛い
吹き飛ばせる攻撃がどれもこれも使いづらい
●リザードン
図体がでかいデメリットを補うだけの破壊力はある
主力は空中←→攻撃・ニュートラル攻撃と横強攻撃
横スマッシュもまあまあ強い
上方向への飛翔力はないが滑空を使えば横方向はほぼ無限に帰れる

まとめるとフシギソウが弱い.
連続ワザで%を稼ぐ要員という位置づけだけど,いかんせん死に易すぎる.

そして最大のネック「よくやった!もどれ!」
正直出てきたところを狙われすぎる.
出来るだけフシギソウでは戦いたくないけど,隙が無いとなかなかチェンジできない.
オリマーの「一日の終わり」のダメージを軽減できたりするプチテクもあるけど基本的には使いたくない.

ここで問題となる時々チェンジしないとポケモンが弱っていくという設定.
実際やってみるとこれが結構きつい.
弱ったポケモンは目に見えて動きが鈍くなるし攻撃能力も低下する.
サシとかになると…
弱ったまま戦う→ボコボコにされる
弱ったのでチェンジ→出てきたところにスマッシュ
という惨状がまっている.
相手を吹っ飛ばしてチェンジしたいところだけど,フシギソウだとそれもきついという話.

結局,死ねる回数が定められているストック戦ではポケモントレーナーは出来ない子なんじゃないかというのが個人的な意見.
まあもう少し頑張って練習してみようとは思います.

予断ですが2分の時間制バトルではそこそこやれる子でした.
時間制なら常に4人いるからチェンジの隙が出来やすいのが一つ.
また,2分という短時間ならばフシギソウを使わないで終了できるから.
ストック戦は別キャラ使うかなぁ・・・.

もしうまく使える方がいれば是非ご指南下さい.
結局スマブラXやってます.
カテゴリにスマブラを追加しました.

購入後なぜか自宅に4人集まったのでしばらく大乱闘.

修論のせいで忙しいので簡単に雑感を.

DXでもかなりのクオリティだったけれど
Xはその異常なクオリティの高さに感心することしきり.
金と時間がたっぷりかかってるのがうかがえます.

ざっとやった感じバランス調整はしっかりなされてると思います.
前作では遅くてでかいキャラは弱かったけど,大分マシになってる感じ.
特に素早いキャラの連続攻撃のダメージがだいぶ低く設定されてる気がします.
ピカチュウとクッパで殴りあって,ピカチュウの方が手数が3倍多いのにダメージ%は同じくらいという感じ.

自分の楽しみのため今のところに極力ネットで情報収集しない方向で進めています.
今のところ出た隠しキャラを挙げときます.
・大乱闘してるうちに出現
リュカ
マルス
ファルコ
ネス
ルイージ
ソニック

・シンプル(一人モード)クリアしてたら出現
C.F.ファルコン
ガノンドロフ

・的割りをしてたら出現
ルカリオ

一人モードのボリュームもたっぷりで遊びつくすまではまだまだかかりそうですが,論文執筆の合間を縫ってちょこちょこやっていこうかと思います.
世間はスマブラやらモーニングタイドやらとても楽しそうでうらやましい限り.

そんな俺は修論執筆真っ最中.

早く終わらせて目いっぱい遊びたいものです.

・・・と言いつつスマブラが出たらやっちゃうんだろーな.
みなさま是非対戦しませう.

ところで関係ないけど軍師周瑜かぶりました.
誰か要りませんか.
気がついたら年が明けてました.
今年も明けた瞬間ちきゅうじょうにいなかったとおもいます.

皆様今年もよろしくお願いします.

さて…修論書かなきゃ.
大阪府選手権レポ前回の続き.

5マッチ目 vs 緑単ツリーフォーク ○○
1戦目:先行マリガンスタート.1ターン目に1/1を出すと相手は《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger(LRW)》で《木化/Lignify(LRW)》を積む.なんじゃそりゃ?
一応相手も3勝してるはずなので油断せずにクロックを追加していくと,相手の行動は《北方行/Into the North(CSP)》×3で《冠雪の森/Snow-Covered Forest(CSP)》×2と《占術の岩床/Scrying Sheets(CSP)》.どういうデックか分からずどんどん殴っていくと《根組み/Rootgrapple(LRW)》とか《不屈の頑固皮/Dauntless Dourbark(LRW)》とかがプレイされる.ほんまのツリーフォークデックか…と思いつつ頑固皮を《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》でカウンターし《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》を使いまわしてるうちに勝利.

ここのサイドボードが難しい.緑単ということは《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》や《猛牛の目/Eyes of the Wisent(LRW)》が入ってくる可能性が高い.迷った末テラーとカウンターを中途半端な枚数サイドイン.
OUT
2《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
2《やっかい児/Pestermite(LRW)》
IN
3《瞬間凍結/Flashfreeze(10E)》
2《恐怖/Terror(10E)》
2《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:相手先攻マリガンスタート.1ターン目に《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》が出てきてげんなり.こちらも1ターン目から生物を展開すると,返しで相手は《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger(LRW)》で冠雪森を上に積む.ホントにコイツ強いのか・・・?
一応《瞬間凍結/Flashfreeze(10E)》を構えながらどんどん生物を展開していくと今度は《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》登場.相手は4マナで止まっておりすぐに装備は出来なかったもののこれ以上ライフゲインで長引くとサイドカードを引かれてしまう.と,意を決して《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》で管理人をパクる.すると相手は先触れにハンマーを装備してパンチ.どうやらサイドカードは引かれていないようで助かった.その後《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》に怯えながら相手のアップキープに《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》×2でマナを縛って勝利.
デュエル後聞いてみたらちゃんと《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》は2枚入ってたらしい.引かれなくて良かった.

6マッチ目 vs 赤緑ビート ○○
1戦目:相手先攻《ケルドの巨石/Keldon Megaliths(FUT)》スタート.さっそくげんなり.とりあえず1/1を2体出して殴る.相手は何も引いてないのか《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》を待機した後,3ターン目から《樹上の村/Treetop Village(10E)》が殴ってくる.これはいけそう.こちらのクロックが増えてきたところで相手のターンに《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》で勝負を決めにいくと相手が「5マナ出します」.5マナって何だろう・・・と思ってたら飛んでくる《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》.おい.
その時こちらのライフは11で場は生物も土地もフルタップ.相手の場にはパクられた霧縛りと6枚のランドと待機6のガルガドン.これって死んでね?と思いつつも何食わぬ顔をしてたら霧縛りだけが殴ってくる.助かった.霧縛りはガルガドンに食われるものの覇権されてた生物はちゃんと帰ってくる.
その後,相手の場に何もいないのに《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》を出したりしながらビレッジとタイトなダメージレースを繰り広げ,ガルガドンをカウンター.《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》で戻した《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を構えつつなんとかライフを1残して勝利.

途中モグ単を見たので,《紅蓮地獄/Pyroclasm(10E)》は無いと踏んで以下のサイドボード.
OUT
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
3《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
IN
4《恐怖/Terror(10E)》
3《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:相手先攻で悩みながら初手キープ.案の定山山で土地がストップ.プレイされたのは《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》×2と《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》.こちらは3ターン目の《やっかい児/Pestermite(LRW)》からスタートと若干遅いものの2枚目の戦争司令官は《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》でカウンターし,さらに《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》を追加.残りのカウンターが瞬間凍結しかなかったのでハンマーは通ってしまうが,回復する量よりこちらの殴り値の方が高い.最後は霧縛りでマナを縛って勝利.
ちなみにうろつく者で捨てられたカードの中には《獣群の呼び声/Call of the Herd(TSB)》や《トロールの苦行者/Troll Ascetic(10E)》,《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation(TSP)》などの緑のカードがこんもりでした.
終了後,「パクト入ってないんすか?」って聞かれたので入ってないよーと答えたところで思い当たったので1戦目の件を聞いてみた.予想通りパクトを警戒してガルガドンを一気に出さなかったとのこと.なるほどなぁ.改めてブラフの大切さを思い知る.

7マッチ目 vs 白コンタッチ赤青 ×○×
対戦相手は黒田さん.名前の関係で最初いつも近くに座るんだけど,必ず三国志大戦の話をしてるイメージが.
1戦目:こちら先攻《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger(LRW)》スタート.相手は1ターン目タップインから2ターン目に《砂の殉教者/Martyr of Sands(CSP)》×2.なんとコイツらに8点も殴られる.こちらはクロックを追加しつつ相手の《永劫の年代史家/Aeon Chronicler(PLC)》フルタップの隙に《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》で殉教者を1体パクる.その後《稲妻の天使/Lightning Angel(AP)》が出てきたので2体目の誘惑蒔きでパクってヘイストアタックとかする.
しかしここで年代史家のサイズを数え間違い,ライフ1で残ると思ってブロッカーを残していなかった所をちょうど削り切られる.少なくとももう1ターンはあったはず.ひどいミスプレイ.

《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》を確認する前に終わったので針と恐怖を半分ずつサイドイン.
OUT
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
IN
2《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
2《恐怖/Terror(10E)》

2戦目:こちら先攻2ターン目のうろつく者スタート.相手は2ターン目の《精神石/Mind Stone(10E)》から3ターン目《精神石/Mind Stone(10E)》,《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》.こちらのデックの弱点を良く分かっていらっしゃる.カウンターが呪文づまりしか無かったのでエンド時に末裔を出して押し切るプランに.早いターンに出てきたメサからはあまりトークンが出ないのをいい事にもう1体末裔を追加.すごい勢いで殴る.相手は我慢できなくなってメサからトークンを3体出した後メサ維持せず.相手のマナがメインで全部寝てくれたのでエンドに呪文づまり×2体を出して《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》も含めた6体でアタックしてライフを削りきる.

《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》を確認したので針を全力投入.2戦目で見せてないのでディッチャは入ってこないはず.
OUT
2《恐怖/Terror(10E)》
1《やっかい児/Pestermite(LRW)》
IN
2《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

3戦目:相手ダブルマリガン.こちらマリガンスタート.こちらの初手が《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》,《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》×2,《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》,《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》,フェアリーランド.ここで悩んで《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》をリムーブして洞窟を置いたんだけど,コレがまずかった.
1ターン目うろつく者,相手のエンドに末裔と展開して殴っていくも,《予感/Foresee(FUT)》を撃たれてしまい,全体除去を警戒してこれ以上展開したくない場面に.結局手札に腐るならもう1枚のうろつく者をリムーブすべきだった.
その後出てきた《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》は《真髄の針/Pithing Needle(10E)》で止め,ライフを5まで削る.しかし,そこから《神の怒り/Wrath of God(10E)》,《紅蓮地獄/Pyroclasm(10E)》と,3対1交換&2対1交換に取られてしまう.
その後は壊滅した次のターンに《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》を引いてきたり,相手の変異(《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter(TSP)》)が出た次のターンに《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を引いてきたりと,全くかみ合わずにいるうちに死亡.
ミスが無かったらもう少し戦えてたと思えるだけに無念.

ここで5-2になってしまったのでTOP8もかなりきつくなる.スタンディングを確認したところ上のガチり具合とオポ次第では可能性があるみたいだったので続行.

8マッチ目 vs 緑黒コン ○×○
1戦目:先攻スタート.《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger(LRW)》,《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》と最高の滑り出し.相手の《調和/Harmonize(PLC)》をカウンターしつつどんどん殴ると出てきたのは《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(LRW)》.その能力で1枚カードを上に積んだんだけど,この状況を打破できるカードって《滅び/Damnation(PLC)》くらいしか思いつかない.そこで次のアップキープに《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》でフルタップしてあげると,相手投了.
《滅び/Damnation(PLC)》入りということが分かったのでかなり戦いやすくなった.

OUT
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
3《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
IN
3《恐怖/Terror(10E)》
3《十二足獣/Dodecapod(TSB)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:相手1ターン目に《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》.開けたハンドにはドデカ×2とテラー,末裔,策略,土地,土地.テラーを抜かれたので嫌な予感がしてたけど相手の次の行動は《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》.次のターンも《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》.そのままなすすべも無くボッコボコにされて死亡.
とりあえず相手にドデカを確認させただけでも良しとしよう.

OUT
3《十二足獣/Dodecapod(TSB)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
IN
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
1《恐怖/Terror(10E)》

3戦目:相手マリガン.こちらは1ターン目1/1からスタート.2ターン目に出てきたタルモを《恐怖/Terror(10E)》で除去りながらクロックを追加していく.と,4ターン目に《不敬の命令/Profane Command(LRW)》X=2で撃たれる.げげー.手札には呪文づまりがいたけど,3マナまでしかカウンターできないので通ってしまい再びタルモ降臨.しかしこのタルモがいつまで経っても3/4のままで意外とかわいい.
その後殴り合いを繰り広げ,フルアタックで相手のライフを2まで削る.こちらは《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》があるので《滅び/Damnation(PLC)》を撃たれても勝てるはず.で,一応うろつく者を出してエンドしたところで,不敬の命令をトップされると除去+ルーズライフでちょうどこちらが死ぬことに気づく.引かないでくれっ.
・・・とまあ,結局相手はドロー後投了してくれたので何事も無く勝利.ヨカッタヨカッタ.

そんなこんなで結局6-2という戦績.苦手なデック(赤緑ビート)に1回しかあたらなかったのでメタ的には合ってたなあという感じ.
オポ差でTOP8に入れなかったのは残念だけどフェアリーのポテンシャルを知らしめることが出来たので良かったかな.
大会の感想としては予想以上にコントロールが多かった.調整段階でメインに移動してきた《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》は毎回サイドアウトしてたので,メインは《恐怖/Terror(10E)》とかでよかったかも知れない.
まあ,フェアリーはメタられたら弱いので,もしかしたらもう使うことは無いかもしれないけど大変面白いデックだと思う.気が向いたらまた使うかもなあ.

では,今回はこんなところで.
大阪府選手権2007に参加.
参加人数は131名で,会場の都合により予選ラウンド8回戦のみを実施という壮絶な大会だった.
結果は6-2のオポ差でTOP8入れずの11位.同点の人が2・3人TOP8入りしてたと思う.
結果としては入賞できなかったものの,持ち込んだデックが会場のメタにマッチしてたのでそこそこ満足.
以下デックリスト.

【青黒フェアリー】 
----29Creatures
4《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger(LRW)》
2《雲のスプライト/Cloud Sprite(10E)》
4《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
4《やっかい児/Pestermite(LRW)》
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
3《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》

----7Spells
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》
3《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》

----24Lands
4《島/Island(LRW)》
4《地底の大河/Underground River(10E)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
4《涙の川/River of Tears(FUT)》
3《沼/Swamp(LRW)》
3《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

----15Sideboads
4《恐怖/Terror(10E)》
4《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(10E)》
3《十二足獣/Dodecapod(TSB)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

では,レポをどぞ.長文御免.

1マッチ目 vs 赤黒ランデス ×○○
1戦目:先攻《島/Island(LRW)》×2とその他5枚のハンドをキープし土地が止まる.そしてそこに繰り出される《氷結地獄/Cryoclasm(10E)》.おい.「それ,メインっすか?」と苦笑いしながらも《雲のスプライト/Cloud Sprite(10E)》でちまちま殴る.
4ターン目に《なだれ乗り/Avalanche Riders(TSB)》まで出てきて投了しかけるも,フィニッシャーだけ見ておこうと考え直し続行.
結局《爆裂+破綻/Boom/Bust(PLC)》×2の後に《墓忍び/Tombstalker(FUT)》が出てきて素早く死亡.

OUT:
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
IN:
3《瞬間凍結/Flashfreeze(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:先攻マリガン.2ターン目《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》スタート.4ターン目に《雲のスプライト/Cloud Sprite(10E)》を追加し2体で殴る.相手は《なだれ乗り/Avalanche Riders(TSB)》で応戦してくるけど計8マナの生物とか放置し,《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を出してビート.相手がエコーを払わなかったところで《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》を出したらインスタント除去が無かったらしくそのままフルタップ→ゲームエンド.
そういや3ターン目に《氷結地獄/Cryoclasm(10E)》を沼に撃ってこようとしてたので「対象無いので撃てないっすよ」と注意してあげた.知らなかったらしい.

サイドボードなし

3戦目:相手先攻ながら,初手をかなり迷ってキープ.こちらは若干重いけどランドが4枚あるハンドをキープ.2ターン目《精神石/Mind Stone(10E)》と《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》からゲームが始まる.相手の3ターン目の行動がセットランドせずに《精神石/Mind Stone(10E)》×2だったので,マナを縛る方向に決定.相手のアップキープに《やっかい児/Pestermite(LRW)》で沼タップ,《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》で土地タップ・・・って感じで色マナを縛ってあげたら何も出来なかったらしくそのまま終了.
実は相手の初手に《小悪疫/Smallpox(TSP)》があったらしく,3ターン目に沼引かれてたらやばかったみたい.

2マッチ目 vs トリコ ○○
1戦目:後攻.1ターン目からクロックを展開してどんどん殴る.《糾弾/Condemn(10E)》→《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》,《神の怒り/Wrath of God(10E)》→《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》とクロックパーミの本領を発揮.
相手が耐え切れなくなって《稲妻の天使/Lightning Angel(AP)》を出してきたエンドに《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を出して,カウンターを抱えながらフルパンチで危なげなく勝利.

OUT
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
IN
3《恐怖/Terror(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:後攻1ターン目《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》スタート.《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》強い.うろつく者を《糾弾/Condemn(10E)》から呪文づまりで守った返しに《紅蓮地獄/Pyroclasm(10E)》で流される.
その後はエンドに生物を展開し,ラスゴ→カウンター,ラスゴ→カウンターってやってるうちに勝利.相手の土地が伸び悩んでいたのもあって楽なデュエルだった.

3マッチ目 vs 青緑マーフォーク ○×○
相手は大会で良く見る子.にっせん会場でも会った気がする.2年前の《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin(DIS)》の仇を取るぜ!
1戦目:先攻.1ターン目《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger(LRW)》,2ターン目《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》.手札には《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》×2.ハメパターンでフルボッコ.

OUT
3《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
IN
4《恐怖/Terror(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:こちらマリガン相手先攻タルモスタート.きつい.《やっかい児/Pestermite(LRW)》でダメージレースをごまかしつつエンドに《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を出したら立ってる1マナから末裔に《送還/Unsummon(10E)》.このタイミングで戻したのは2枚目の末裔を警戒したのかな.で,テンポが大幅に遅れてやばかったのでメインで《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》を出してタルモをパクる.
その誘惑撒きがまたバウンスされたので《心霊破/Psionic Blast(TSB)》は無いと判断.相手の挙動から2マナカウンターを持ってるようだったので,次はエンド時に《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》キャスト.で,結局土地しか引けなかったので観念して《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》を出すと《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》される.
ここでブロッカーを立てていないというミスプレイもあり(つっても末裔とやっかい児しかいなかったのでジリ貧),返しでフルパンチされてライフ9から即死.タルモ強いよ〜.

OUT
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》
1《恐怖/Terror(10E)》
IN
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》

3戦目:こちら先攻でベラドンナ,うろつく者と1ゲーム目のような素晴らしい展開.相手は2ターン目に《アトランティスの王/Lord of Atlantis(TSB)》プレイ.
後は手札にあったやっかい児×3を相手のアップキープに出し続けたらそのまま勝利.
一応相手のアクションを書いておくと,1体目は《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》.2体目の時はうろつく者に《心霊破/Psionic Blast(TSB)》,3体目は再び《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》.このやり取りが終わった時点でライフが14対5.テンポって大事やね.ダイスロールで勝てて本当によかった.

4マッチ目 vs 白コンタッチ青 ××
1戦目:先攻.うろつく者,やっかい児と展開してどんどん殴る.
途中で出した《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》が《糾弾/Condemn(10E)》されたあたりから追加の生物を引けない.そうこうしてるうちに相手が《占術の岩床/Scrying Sheets(CSP)》でどんどん土地を伸ばしていく.こうなってから引いてくる《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》に絶望しつつも場にクロックが残ってるうちは頑張る.相手もハンドが少なくて苦しそう.ここで相手が撃ってきた《予感/Foresee(FUT)》を《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》2枚でカウンターすべきだったんだけど,瞬時の判断が出来ずにスルー.結局それで引かれた《物語の円/Story Circle(10E)》で封殺されて負け.最後は《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero(PLC)》が出てきてた.

OUT
4《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《やっかい児/Pestermite(LRW)》
IN
4《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns(TSP)》

2戦目:先行マリガンスタート.軽快に展開したけど相手が1マナの除去を引きまくったせいで全部除去られる.《太陽の槍/Sunlance(PLC)》×3,《糾弾/Condemn(10E)》×2かな.引かれすぎ.1マナスペルだと《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》効かない上に,ラスゴのマナを残せるので呪文づまりするわけにもいかないんだよな….
そのやり取りでライフ4まで削るものの,《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》が出てきて1点も通らなくなる.《真髄の針/Pithing Needle(10E)》トップを信じて数ターン粘ったけど,結局引く前に死亡.
事前のプレイテストでは悪くない相性だったため無念.

ここで1敗したため優勝の目が無くなる.残念.仕方が無いのでドランを目指して頑張ることに.
レポの方も無駄に長くなってきたので一旦このへんで.
ドラフト考察の次回予告が完全放置な件についてはスルーでよろしく.
続く.
さて,ようやく気が向いたので更新.
ローウィンが発売されて2週間.大分ドラフトの感覚もつかめてきた気が.

というわけで発売前の考察からどんな風に印象が変わったかをまとめてみようかな.
ついでに評価の上がったカード,下がったカードも一緒に掲載.
では順番に.

フェアリー
強さ,構成共に最初に考察した通り.ちゃんと組めれば上位に食い込めるはず.
ただし,どこからフェアリーを取り始めればいいのかがものすごく難しい.
構成するパーツの1枚1枚が単体では弱いカードが多いので,勇気を持ってフェアリーをピックしに行きづらい.
レアのフェアリーを見た時で無いとなかなか組めないかもなあ.
↑《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
↓《フェアリーの嘲り/Faerie Tauntings(LRW)》

巨人
強さ,構成の印象は変わらず.大分強さが認知されてきたので簡単には組めなくなってきた.
決めうちで巨人を失敗すると目も当てられない状況になるので上家方面に巨人がいないことを確認してからピックして行こう.
以前の考察では書いてなかったけど,《死角持ちの巨人/Blind-Spot Giant(LRW)》と《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman(LRW)》を生かせる《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling(LRW)》が結構やりおるなと感じてる.
《巨人の憤り/Giant’s Ire(LRW)》については《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil(LRW)》が3枚くらいいないと結構使いづらく感じた.2マナなら強いけど4マナは弱いってこと.良い生物がいるならそっちを優先した方がいい.
あと,いい加減《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman(LRW)》は2パック目以降でも流れてはこない,当たり前だけど.むしろ駄々流れだった以前の状態がおかしいのか.
↑《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil(LRW)》,《火腹の変わり身/Fire-Belly Changeling(LRW)》
↓《巨人の憤り/Giant’s Ire(LRW)》

マーフォーク
印象は考察時から変わらず.ただ,わかりやすいシナジーと強力カードの存在によって人気が高い.1卓に二人以上いることがたびたび発生.
対面とかぶったりするのは避けようが無いけど,ピックしていくなら出来るだけ他の人がやってないときに.
構成としてはフィニッシュ力が無いので決め手となるアンコモンをちゃんとピック出来るかどうかが上位入賞への鍵な気がする.
↑《メロウの交易/Merrow Commerce(LRW)》,↑《水流を読む者/Judge of Currents(LRW)》
↓《石ころ川の釣り師/Stonybrook Angler(LRW)》

キスキン
最後まで未開拓でさすがに弱いかと思ってたけど,固め取りができればそこそこ戦えることが判明.
勝つには卓に一人であることが条件かな.
成功キスキンは自分の中ではフライヤーで殴るデック.序盤低マナの優秀生物で削った残りをフライヤーで削り切る.《雲冠の樫/Cloudcrown Oak(LRW)》なんかが天敵.
一度相手から《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》→《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》って回りをされて瞬殺されたことがあるけど,さすがにそんな構築デックを毎回作れる気はしない.ただ,そういうブン回りが存在するってコト自体はこのアーキタイプの魅力である.
キスキンの色は多相持ちが優秀なので,各部族のシナジーを少しずつ取り入れたグッドスタッフ気味なデックにするのが良い.例えば《銛撃ちの狙撃者/Harpoon Sniper(LRW)》とか《鋸歯傷の射手/Jagged-Scar Archers(LRW)》とかが活躍できる.
ぶっちゃけて言うと《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》と《鳥の変わり身/Avian Changeling(LRW)》の枚数が勝負な気もする.
↑《キンズベイルの風船使い/Kinsbaile Balloonist(LRW)》,《鳥の変わり身/Avian Changeling(LRW)》,《キスキンの哀悼語り/Kithkin Mourncaller(LRW)》
↓《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》,《スプリングジャックの騎士/Springjack Knight(LRW)》

とりあえず今回は前半分.
また気が向いたら続きをやるかも.
次回予告としてはエルフの躍進が見所.
それでは.
ついにこの企画も最終回.
最後を飾るのはどっからどう見ても強そうに見えないエルフ.

解説に自信が無い部族をどんどん後回しにしたら最後まで残ってしまった可哀想なエルフ達は,カードプールを眺めてもどこが強いのかピンと来ない.どうしたもんかな.
とりあえず身内と話してたときに出てきた,かろうじてシナジーを感じる部分から触れていこうと思う.
《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush(LRW)》エルフトークン2体.時々接死.
《リス・アラナの狩りの達人(LRW)》エルフプレイでトークンが湧く.
《エルフの行列/Elvish Promenade(LRW)》エルフの数分トークンが湧く.
《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair(LRW)》エルフが死んだらトークンが湧く.
どうやらWizards的にはエルフにはトークンを湧かせて欲しいらしい.強そうに見せかけて意外と微妙な気もする《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster(LRW)》なんかが2体もいればすごい勢いでトークンが並びそうだ.多分.
で,トークンを湧かせて一体どうするのか.
この環境に《数の力/Strength in Numbers(TSP)》や《踏み荒らし/Overrun(10E)》があれば数の暴力にはうってつけだが,生憎ながらそんなナイスなスペルは《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》しかいない.レアに期待しても仕方が無いのでエルフの中に数を生かせるヤツらがいないか探してみよう.

・・・一応いることはいた.
《エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender(LRW)》森をエルフ数のX/X生物にする.
《鋸歯傷の射手/Jagged-Scar Archers(LRW)》エルフ数分のX/Xアーチャー.
《リス・アラナの傷刃(LRW)》エルフカードを捨てたら,対象をエルフ数分-X/-X.
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LRW)》エルフロード.トークン湧かす.
確かにこいつらはエルフが5体も6体もいれば結構強力な気がする.
森が5/5になって殴ったら凶悪だし,フライヤーに5点撃ち込むのも強い.傷刃は,エルフの数が少なくても十分強いし,コストが厳しいので使いこなせるのはエルフデックだけだろう.そして,完全者は単体でクソ強い.
ただ,問題は枝曲げ以外はアンコってところかなぁ.それでもエフルの人気の無さから考えて,完全者以外は結構駄々漏れかも.まぁ,アンコを期待すると痛い目にあうのでその辺は注意を.
一応この辺を抑えることが出来ればエルフデックとしては,上々の出来ってところかな.

さて,他にもよーく探してみたらエルフデックじゃないと活躍が難しいカードがちょっとだけあったので紹介しておこう.
《傷負いのツタ育て(LRW)》墓地のエルフカードリムーブで+3/+3.
《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》2マナ3/3接死.
どちらもエルフデックなら結構強い.
ウソつきました.前者は使ったこと無いです.強いんかな?
後者は強いけど普通に5マナで出しても十分なので,あんまり流れてはこないかも.アンコだしな.

うーん,書きながらどうしても微妙臭しか漂ってこない・・・.キスキンよりはシナジーっぽいところがあるものの,全体的にイマイチ感たっぷり.少なくとも自分では率先してピックしにいきたい種族ではないなぁ.
もし,強いエルフデックが組めたら是非レシピを教えてもらいたい.
個人的には次のエキスパンションに期待,という評価.

組んでみて実は強かったらごめんなさい.
俺は弱いと思います!


と,まぁ尻すぼみな感じになってしまいましたが,これで全部族の考察を終えることが出来ました.なんとかローウィン発売に間に合ってよかった.
EDAさんによると明日の午前中にパックを届けに来てくれるそうなので,金曜の夜に無事ドラフトをすることが出来そうです.
ここまで考察してきた理論を実践に移すときがやってきたということで,今からワクワクしております.組んでみたら実際にはこうだったとか,馬鹿な考察してたなぁ,とかがあればまたそのうち書くかも知れません.
それでは.
考察していない部族も残り少なくなってきました.
ドラフトアーキタイプ別考察第7回はエレメンタル.

この部族は身内ではいまいちアーキタイプとして認められてない感があります.
みゃのさんが毎回5色にして試してるみたいだけど,うまくいった例がまだないので実際にどうなのかはまだまだ未知数.
とりあえず今回はエレメンタルについての自分なりの考えを提唱してみます.
あとから読んだらすげー馬鹿な文章だったとしても気にしないこと.

では解説.
まず,エレメンタルデックのキーとなるカード.これは間違いなく《煙束ね/Smokebraider(LRW)》である.エレメンタルデックにおいてはほぼ無条件の2マナをひねり出せるこの生物を核と言わずして何と言おう.
ドラフトでエレメンタルを目指すなら少なくとも1枚,できれば2枚以上確保できるのが望ましい.これさえあれば他のデックでは重く感じる《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire(LRW)》も楽々放つことができる.
特定のキーカードに大きく依存しているという意味ではエレメンタルは巨人と似たアーキタイプと考えることができるかもしれない.

では次にシナジーっぽいところ.
《消えざる焼け刃/Ceaseless Searblades(LRW)》起動能力プレイで+1/+0.
《炎族の喧嘩屋/Flamekin Brawler(LRW)》Rで+1/+0.
《炎族の火吐き/Flamekin Spitfire(LRW)》3Rで対象に1点.
《内炎の点火者/Inner−Flame Igniter(LRW)》全部+1/+0.3回目は先制攻撃.
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin(LRW)》トランプル.3回目は8マナ湧く.
この中でキーとなるのは《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin(LRW)》ちゃん.こいつの起動型能力と《煙束ね/Smokebraider(LRW)》によって増えたマナの使い道がエレメンタルデックにはたっぷりある.
6マナ使えば《炎族の喧嘩屋/Flamekin Brawler(LRW)》が8/2トランプルの超絶パンチ力を持った生物に大変身.他にも《内炎の点火者/Inner-Flame Igniter(LRW)》がいれば7マナで先制攻撃付きの《踏み荒らし/Overrun(10E)》を放てる.等々,組み合わせ次第で様々なシナジーを発揮する.
また,ドラフトでは比較的安くとれそうな《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin(LRW)》がキーになっているという部分が大変評価できる.

以上のエレメンタルの特徴をまとめると,こんな感じ.
1.マナを増やす手段がある
2.増やしたマナを使って悪さをするカードがたくさんある
基本的にはこれに注意してピックを進めていけば良いエレメンタルデックになるんじゃあないかな.
とりあずはマナを増やす手段を抑えるところを最優先って感じで.

さて,実はエレメンタルにはもう一つの特徴がある.
それは各色に想起クリーチャーがいるということ.
とりあえずいくつかを紹介.
《霊気撃ち/AEthersnipe(LRW)》4/4.バウンス.
《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》2/2飛行.2ドロー.
《嘆きウェルク/Mournwhelk(LRW)》3/3.2ディスカード.
《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》3/2畏怖.《恐怖/Terror(10E)》.
《断層削り/Faultgrinder(LRW)》4/4トランプル.ランデス.
《茨角/Briarhorn(LRW)》3/3瞬速.ジャイグロ.
これら想起クリーチャーは赤以外では各色2体ずつ存在しており,どれも強力な187能力を持っている.あ,白は弱いけど.
幸いにして《煙束ね/Smokebraider(LRW)》は好きな色のマナを出せるので,こいつさえいれば土地バランスがどうであろうと想起クリーチャーを召喚できる.さらに,想起クリーチャーはほとんどシングルシンボルなので煙束ねに頼らずともタッチは容易である.
当然,使える想起クリーチャーは他の人も欲しがるわけだから,そう簡単にピックできるものではないけど,エレメンタルを目指す場合は色に制限されず想起クリーチャーを集められるという利点がある.他の人なら色が合わずに取れない想起クリーチャーも,エレメンタルの人は色にやや幅を持たせてピックすることが可能である.
極論的に言えば,エレメンタルは赤タッチ青黒緑の想起クリーチャーってのが理想なんじゃないかな.もっとも,緑の想起クリーチャーはレアとアンコしかいないから赤タッチ青黒って感じになることが多いかもしれない.

ここで注意して欲しいことが一つ.
それは色をタッチすると言っても《煙束ね/Smokebraider(LRW)》に依存してる部分が大きいってこと.つまり赤緑黒にしたからと言って《葉光らせ/Leaf Gilder(LRW)》みたいなクリーチャーを入れるかって言うと違うんじゃないかなと思う.もちろん除去とかのタッチしやすいカードならいいんだけど….
これは個人的な考えで,もしかしたら間違ってるかも知れない.でも,部族デックはきちんとコンセプトを持って徹底した構築をした方が強くなると思う.選んだ部族にもよるけど,この辺の考え方は人によって様々かも.
ま,グッドスタッフと部族デックの比較はまたの機会にでも.

そんなこんなでエレメンタルの解説は一応おしまい.
まだまだ議論の余地はあるものの,一応の目安にしてみて下さい.
成功したエレメンタルドラフトは一度もお目にかかったことがないので,是非みんなに挑戦してほしいと思います.

さて,次回は最終回.今のところ部族としての尊厳が全然認められていないエルフについて.
ではでは.
第6回目はツリーフォーク.
この種族は大変わかりやすい強さを有しています.なんといってもサイズがでかい.
みなさんもプレリでツリーフォークをたくさん入れたデックを組んだのではないでしょうか.

まあわかりやすい種族だけにあんまり解説することが無いので簡単に.
ツリーフォークデックは大きく分けて4つのパーツから構成されると考えます.
まず,シナジーというかツリーフォークを集めることで強いと感じる部分.
《戦杖の樫/Battlewand Oak(LRW)》森かツリーフォークプレイで+2/+2.
《茨歯の魔女/Thorntooth Witch(LRW)》ツリーフォークプレイで+3/-3.
《根組み/Rootgrapple(LRW)》生物以外を破壊.ツリーフォクがいれば1ドロー.
戦杖は序盤から殴れる数少ないツリーフォーク.
茨歯はツリーフォークデックでは再利用可能な除去なので非常に強力.
根組みは弱そうに見えるけど,インスタントであることと「ツリーフォーク呪文」であることで意外と使いやすく感じるはず.相手のランドを割るだけでも十分な働き.さらに赤以外では対処が難しいプレインズウォーカーも一撃で屠れるところが非常にグッド.
この辺は普通に強いのでツリーフォークデックを組むならば是非欲しい部分.

2つ目は堅い部分.これはお馴染みの攻撃能力より防御能力が勝っている連中.
《雲冠の樫/Cloudcrown Oak(LRW)》4マナ3/4到達.
《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash(LRW)》4マナ2/4沼渡り.
《黒ポプラのシャーマン/Black Poplar Shaman(LRW)》1/3.再生能力付き.
《木化/Lignify(LRW)》0/4にするエンチャント.
こいつらは見た目通りデュエルを引き伸ばす役目を担う.
守りに入ったときのツリーフォークの堅さは異常で,そうそう簡単に突き崩せるものではない.

3つ目はマナ加速.
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》生物と一緒にタップで1マナ.
《肥沃な大地/Fertile Ground(LRW)》土地が2マナ出るようになるエンチャント.
《葉光らせ/Leaf Gilder(LRW)》2マナ2/1マナエルフ.
ツリーフォークは全体的に重めなので他のアーキタイプ以上にマナ加速が重要.
マナエルフなんかはエルフの人に取られないうちにさっさと取りましょう.

そして4つ目が殴る部分.
《樫瘤の戦士/Oakgnarl Warrior(LRW)》7マナ5/7警戒トランプル.
《歩哨の樫/Sentry Oak(LRW)》5マナ3/5.激突で勝ったら5/5で殴れる.
《種導きのトネリコ/Seedguide Ash(LRW)》4/4.死んだら森3枚サーチ.
場合によっては上であげた《戦杖の樫/Battlewand Oak(LRW)》や《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash(LRW)》もここに分類される.
個人的にこの環境は回避能力の無いアタッカーに求められるパワーは”4”だと考えている.パワーが3以下の生物はすぐに止まってしまう感覚がある.
なのでパワーよりタフネスが高いツリーフォーク達が殴るためには高マナ域のデカブツまで繋げるのが妥当なんじゃないかなぁと思う.
普通のドラフトだとかなり重く感じる7マナというマナ域も,序盤差し込まれにくいツリーフォークデッキでは十分到達可能なんじゃないかな.

相性としては戦略が単純なのでシステムに弱い.逆にタフネスが異常に高いので巨人やゴブリンといったダメージで生物を除去するデックには強い.ってとこかな.
あ,でも《ボガートの丸太運び/Boggart Loggers(LRW)》とか厳しいかも.

というわけで簡単だったけど,まとめ.
一つ,ツリーフォークは序盤耐えるデックである.
一つ,ツリーフォークは後半降臨したデカブツで殴るデックである.
一つ,ツリーフォークはデカブツのためにマナ加速を出来るだけ取ること.
実際に組んだことが無いので適当ですが,こんな感じで.
では.

あ,忘れてたので追記.
《戦杖の樫/Battlewand Oak(LRW)》が3枚くらい取れたら序盤から波紋のビートを刻むのも悪くないかもしれない.でもほんと序盤からパンチ力があるのはこいつだけ.あんま期待しない方向が吉.
辞書が使えるようになったのでモチベーションがあがって来ました.
毎度ながら辞書データをあげてくれている方に感謝.

さてドラフトアーキタイプ考察第5回目はゴブリン.
実際に組んだことが無いのでデックレシピは無し.
ここから先の考察は,周りの意見および対戦相手から出てきたカードなどから考察していく予定です.
もしかしたら現実とはかけ離れた考察になるかもしれないので,意見とかあればコメントしてもらえれば嬉しいです.

まずゴブリンデックを組むにあたってWizardsが意図しているシナジーは,
墓地回収と墓地に行くことで悪さするカードが多い
ということ.
いくつか例を挙げると・・・
《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner(LRW)》死んだら3点.
《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser(LRW)》死んだら対象を-2/-2.
《ボガートの悪ふざけ/Boggart Shenanigans(LRW)》ゴブリン死亡で相手に1点.
《ボガートの丸太運び/Boggart Loggers(LRW)》生贄でツリーフォークか森を破壊.
《ボガートの誕生の儀式/Boggart Birth Rite(LRW)》墓地からゴブリンを回収.
《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers(LRW)》3/3のグレイブディガー.
さらにゴブリンのカラーである赤黒には生物もしくはゴブリンをサクることで能力を発揮するカードが多数存在する.
《顔投げ/Facevaulter(LRW)》ゴブリンをサクると+2/+2.
《低地の鈍愚/Lowland Oaf(LRW)》ゴブリンを+1/+0飛行.エンドに生贄.
《湿地の飛び回り/Marsh Flitter(LRW)》ゴブリン生贄で3/3に
《タール投げ/Tar Pitcher(LRW)》ゴブリン生贄で2点.
《有象無象の発射/Fodder Launch(LRW)》追加コストでゴブリン生贄.-5/-5.
アンコモンが多いけど大体は使い回せるので無問題.

特にシナジーを形成する上で強いと思うカードは《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers(LRW)》と《ボガートの誕生の儀式/Boggart Birth Rite(LRW)》.
前者はグレイブディガーなので強いのは当然だけど,《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser(LRW)》や《ボガートの丸太運び/Boggart Loggers(LRW)》を拾えば実質的に除去を使いまわしているのと同じなので相手は相当嫌な気分になるはず.
後者のえらいところは「ゴブリン・カード」を回収できるので,《タール火/Tarfire(LRW)》や《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》を拾えるところ.もちろん《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers(LRW)》を拾っても良い.どちらにせよゴブリンデックでの墓地回収は除去の使いまわしと同義となる.

これらの墓地を行ったりきたりするシナジーで相手の生物群を除去っていくのがゴブリンの基本的な戦い方だと思う.
相手の生物を効率よく除去することで《がなりたてるボガート/Caterwauling Boggart(LRW)》のようなサポートカードの能力が十二分に発揮されるはず.
赤黒ということもあり,システム便りのマーフォークやフェアリーなんかには非常に相性が良いアーキタイプでしょう.

自分がドラフトであたったゴブリンはまさに上のような除去使い回しデック.相手がうまく回ってるときはこちらの生物は跡形も無く除去されきっていました.

シナジーについて理解したところで組むときの注意点を一つ.
これだけ持ち上げるとついつい使いまわす系のカードに目がいってしまうけれど,実際にはサクる手段も同じくらい重要.自分から能動的に墓地に行く手段が無いと《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner(LRW)》なんかはあまりにもカワイイ.泥デコは他のデックでは使いづらいので結構枚数が取れると思うけど,相手がシステム重視の場合だといつまでたっても墓地に行けません.上に挙げたサクる手段をいくつかは確保しましょう.

・・・と,まあ自分と周りの印象だとこんな感じかなぁ.
実践がまだの机上の空論なので,機会があれば試してみたいと思います.
実際にはそんなにうまくいかねーよ,とかのツッコミがあればよろしくお願いします.
それでは.
キスキンの解説の回.
デックはプレリ会場での2回目のドラフト.

18Creatures
1《ゴールドメドウの侵略者》1マナタッパー.
1《ゴールドメドウの重鎮》1マナ2/2.
1《メドウグレインの騎士》2マナ2/2.先制攻撃絆魂.
1《皺だらけの主》2マナ2/2.キスキンを+1/+1.
1《キスキンの大心臓》2マナ2/1.巨人がいれば+1+1先制攻撃.
1《主の跡継ぎ》2マナ1/1.攻撃時,他の攻撃キスキンの数+1/+1.
1《スプリングジャックの騎士》3マナ2/1.攻撃時激突で勝てば対象を二段攻撃.
1《キスキンの癒し手》3マナ2/2.1点プリベンター.
2《鳥の変わり身》3マナ2/2飛行多相.
2《死角持ちの巨人》3マナ4/3.他の巨人がいないと置物.
1《キンズベイルの風船使い》4マナ2/2飛行.攻撃時もう一体飛行.
1《突風粉の魔道士》4マナ3/3飛行.攻撃時対象を一次的にリムーブ.
1《雷雲のシャーマン》出たとき巨人の数分ダメージをばら撒く.
1《雲山羊のレインジャー》5マナ3/3.1/1キスキン3体のおまけつき.
1《チドリの騎士》5マナ3/3飛行先制攻撃.
1《清純》白インカーネーション.6/6飛行.

5Spells
1《つっかかり》3点火力.
1《思考の糸のうねり》自分のクリーチャー全部+1/+1.キスキンがいればドロー.
1《忘却の輪》3マナで土地以外をリムーブできるエンチャント.
1《踏み潰し》選んだ巨人のパワー分対象にダメージ.
1《外見の好感》多相の出る《死後の生命/Afterlife(MM)》.

17Lands
10《平地/Plains》
7《山/Mountain》

とりあえずこんなデックになった言い訳.
初手《突風粉の魔道士》から《チドリの騎士》とピックしたところで,3手目に《忘却の輪》が流れてきたので白を確定し,キスキンを集め始める.んでもって,2パック目を開けたところで《雲山羊のレインジャー》と目が合ったのでピック.そしてその直後流れてくる《雷雲のシャーマン》.ここで若干気持ちが巨人へ傾いたため,巨人とキスキンが混ざったようなデックになりましたとさ.
救いは《鳥の変わり身》が2体取れてること.
言い訳終わり.

さて,キスキンへ話を戻すと気が付く事がひとつ.
キスキンシナジー少ねえ.
もともと低マナの優秀クリーチャーが多いってだけの部族なのかもしれないけど,前回までで紹介したフェアリーやマーフォークに比べるとシナジーが皆無.しいて挙げれば《主の跡継ぎ》と《皺だらけの主》くらいか.しかも前者は弱い.
つまりこれが何を意味しているかというと・・・
キスキン集める意味はあんまりないよ!
ということ.
実際《ゴールドメドウの侵略者》や《キンズベイルの風船使い》は他のデックでも十分活躍できる.

ここで自分がシナジーを形成するカードを取れてなかっただけかなぁ,と思いカードリストを眺めてみる.
とりあえずこんなのがいました.
《大喋りの薬剤師》5マナ2/3.2マナでタップ状態のキスキンへのダメージを軽減.
《キスキンの短刀挑み》2マナ1/1.攻撃クリーチャーを+2/+2.
《キスキンの哀悼語り》攻撃中のキスキンが死んだら1ドロー.
・・・うーん,微妙.短刀挑みは強いけど,キスキンじゃなくていいし.
とりあえず軽いクリーチャーを数多く展開してどんどん殴れ,ってことは理解できた.

とりあえずWizards的にはテンポデックを推奨してるようなので,マナカーブを低マナ域に寄せて《思考の糸のうねり》あたりをたくさん入れたデックが完成形なのかなぁ(超適当).
あんま自信がないので,誰か「これがキスキンデックの完成形だ!」みたいなのをドラフトで組めたら是非ご一報下さい.

あ,デュエルの方は3-0で勝てました.
ちなみに活躍したのは巨人の部分でした.ちゃんちゃん.
ドラフトアーキタイプ別考察.第3回はマーフォーク.
サンプルデックはプレリ後の会場でやった初めてのローウィンドラフト.
この環境初めてのドラフトだったため,《メロウの先触れ》から決めうち発射して出来たデックがこれ.

19Creatures
1《深海踏みのメロウ》2マナ2/1.時々島渡り.
1《石ころ川の釣り師》2マナタッパー.
3《銀エラの消し去り》マーフォークの数分-X/-0.
2《メロウの騎兵》マーフォーク+1/+1.
2《川床の水大工》タップでマーフォークを+1/+1島渡り.
2《銛撃ちの狙撃者》マーフォークの数分バリスタ.
2《秘密を溺れさせる者》マーフォークタップでライブラリを1枚削る.
1《深みの古参兵》タップしたら+1/+1カウンターを乗せる.
1《メロウの先触れ》4マナ2/3島渡り.マーフォークサーチ.
1《休賢者》タップしたら1ドロー.
1《墨深みの潜り手》5マナ3/3島渡り.出たとき《物知りフクロウ/Sage Owl(8ED)》
2《熟考漂い》5マナ2/2飛行.出たとき2ドロー.想起2U.

4Spells
1《バネ葉の太鼓》クリーチャーと一緒にタップで1マナ.
2《水大工の意思》対象の土地を島に.マーフォークがいれば1ドロー.
1《渦巻沈め》2マナバウンス.激突で勝てば《追い返し/Repel(OD)》.

17Lands
10《島/Island》
7《平地/Plains(TSP)》

出来すぎっちゃあ出来すぎな出来に.
周りも初めてだったため,色々マークが薄かった部分もあるかも.とくに銀エラとか銀エラとか銀エラとか.

さて,マーフォークには勝ち筋が2通りあります.まあ単純に《メロウの騎兵》等で強化してボコボコ殴るって方法もありますが,今回触れるのはもっとスマートな手段.
一つ目は《秘密を溺れさせる者》によるライブラリーアウト.上のデックでは2枚入っているのでこっちを狙う機会が多かったかも.ただフィニッシュカードがアンコモンなので毎回狙えるわけではない.
そこで二つ目の勝ち筋「島渡り」の出番.スポイラの時点からちょっと触れてたけど,青にはコモンに島渡りが3種類(《川床の水大工》含む)いる.さらにコモンに相手の土地を島にする手段が3種類(《川床の水大工》含む).これらを利用してちまちまと相手を削るのがマーフォークの勝ち筋と考えています.

この島渡り戦術の要となる《川床の水大工》はマーフォークデックを組むにあたって,攻めてよし守ってよしのナイスカードなので是非数枚抑えておきたいところ.

さらにマーフォークには「タップ状態になるたび」悪さをするカードがいくらかある.ライブラリアウト戦術・島渡り戦術のどちらもこれらのカードと相性が良く,横のシナジーを形成しやすいカードプールになっている.タップで1ドローできる《休賢者》などは特にそのシナジーの恩恵にあずかれるカードで,何も無いとタップしてもチャンプパンチになるのが関の山である.
また,この「タップ状態」シリーズは《バネ葉の太鼓》と大変相性が良いので,マーフォークを集めているなら,普段より1・2手くらい早めにピックするべき.マーフォークデックなら2・3枚入れてもいい気がする.

マーフォークデックはフェアリーデックよろしく生物の線が細いため,序盤差し込まれると苦しい展開になりやすい.特に2ターン目なんかに《石ころ川の釣り師》をプレイして,タップ能力で相手の戦線を押さえようとするとこちらの展開が全く間に合わないということになりがち.
場を膠着させたら後からゆっくり島を渡るなりライブラリを削るなりできるので,序盤はいかに差し込まれないかを考えながらプレイするのが良いと感じます.そういう意味では《銀エラの消し去り》や《銛撃ちの狙撃者》は本当にエライ.
ただみんなサイズが小さくてすぐ死ぬので,《川の水神/River Kaijin(CHK)》が欲しくなる.
あと,意外に思うかもしれないけど序盤に相打ちの取れる2マナ2/1なんかはかなり重要.

ちなみに結果は2戦目に赤黒の除去デックとあたって,シナジーを生かせないうちに敗北の1-1.
場が膠着してからの制圧力はものすごいけど,どうやってそこまで持っていくかが勝負って感じかなあ.
あと意外と飛行が止まらなくて焦ったりするのもご愛嬌.

ってな感じで今日はここまで.
次回は私的に最弱アーキタイプだと思うキスキンについて.
ドラフトの戦略をアーキタイプごとに考察しようというこの企画.
第2回目の今回は,現時点で自分が最強だと思っている「巨人」について.

まずは身内ドラフトで組んだデックをば.

16Creatures
《煙束ね》エレメンタルマナを2マナ出す.
《魂光りの炎族》2マナでトランプル.3回目は8マナ湧く.
《がなりたてるボガード》2マナ2/1.激突で勝つと3/2.
3《死角持ちの巨人》3マナ4/3.巨人がいないと何も出来ない.
3《臭汁飲みの向こう見ず》3マナ1/3.巨人が2マナ軽くなる
《内炎の見習い》3マナ2/2.場に出たとき対象を+2/+0速攻.想起R.
《変わり身の狂戦士》4マナ5/3速攻.多相覇権.
《雷雲のシャーマン》5マナ4/4.場に出たとき巨人の数分ダメージをばら撒く.
2《斧研ぎの巨人》6マナ6/4.
《敵意》赤のインカーネーション.
《炉かごの巨人》3/1が2体ついてくる.エレメンタル生贄で+3/+1.

8Spells
2《バネ葉の太鼓》生物タップで好きなマナ.
《タール火》ゴブリンショック.
《つっかかり》2マナ3点.
《踏み潰し》2マナインスタント.選んだ巨人のパワー分生物にダメージ.
2《巨人の憤り》《焦熱の飛弾/Scorching Missile(OD)》.巨人がいれば1ドロー.
《チャンドラ・ナラー》赤のプレインズウォーカー.

16Lands
16《山/Mountain》

では解説を.
まず土地の枚数については見なかったことに(汗
正直はっちゃけてました.ただ,《バネ葉の太鼓》と《臭汁飲みの向こう見ず》のおかげでそれ程土地不足に困ることはありませんでした.今組むとしたら《内炎の見習い》を抜いて山かなぁ(マナカーブ的に3マナが過剰気味).

さて上でマナカーブの話題が出ましたが,よーく見るとおかしいことに気付くはず.
見やすいように図で表してみるとこんな感じ.
1
2■■■
3■■■■■■■
4
5
6■■■
7
8
色をつけてあるのは巨人(多相含む).
どう考えてもいびつなマナカーブを描いています.
ではここで3枚入ってる《臭汁飲みの向こう見ず》に注目.このカードが場に出ていると巨人スペルは2マナ軽くなります.
それを前提に考えてみると・・・
3ターン目に《臭汁飲みの向こう見ず》,4ターン目に《斧研ぎの巨人》という流れが目に浮かぶようでしょう.この流れは実際のデュエルでも良くありました.ひどい時は《バネ葉の太鼓》が出ている状態から3ターン目《臭汁飲みの向こう見ず》+《死角持ちの巨人》,4ターン目《斧研ぎの巨人》という場合も.

というわけで強かったカードはダントツで《臭汁飲みの向こう見ず》.もちろん2枚のレアはもっと強いけど,毎回取れるわけじゃないのでとりあえず放置.
話を《臭汁飲みの向こう見ず》戻すと,正直こいつの枚数で巨人デックの強さが決まると思う.3枚なら強い,2枚なら普通,1枚じゃ弱い・・・かな.
4ターン目に出てくる6/4はそうそう止まりません.

他に地味に強かったカードは《死角持ちの巨人》と《巨人の憤り》.
前者は巨人デックならデメリットは極小だし,なんといっても3マナ4/3は破格過ぎる.こいつが2体並んで死角をカバーしあう姿はとってもラブリーでした.
後者は予想以上の強さ.巨人のすさまじいパンチ力により相手のライフがあっという間に無くなるので,チャンプを強要するのに役立ちます.《臭汁飲みの向こう見ず》がいれば2マナで撃てるのも素晴らしい.

そして極めつけは《雷雲のシャーマン》.自分が巨人デックが最強だと思ってる理由がこいつ.
こいつ強すぎでしょ.出したら大体勝つし.さすがにありえん.アンコモンとは言え,ラージ×3のドラフトでは結構お目にかかる.他の部族のアンコがロードとかなのに巨人が全体除去って・・・.

戦績の方は3-0.ただでさえ強いのに,さらに2枚のレアに後押しされ難なく勝利できました.

・・・とまあこんな感じで最近ドラフトですごい強いと感じてる巨人について簡単に書いてみました.
ローウィンドラフトはまだ4回しかやってないので,組んだことがない部族については後回しにしていきたいと思います.
残りの組んだことがあるデックはマーフォークとキスキン.
これらについてはまた次回以降で.

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